屋根塗装する前に確認しよう!特殊な屋根について|富田林市の外壁塗装専門店きらきらペイント
2022.06.18 (Sat) 更新
こんにちは。
梅雨入してジメジメした空気が肌にくっつく感じが嫌いなきらきらペイントの事務員です(-_-;)
今回は、特殊な屋根材についてご紹介します!!
どんな屋根でも塗装を行えば良い訳ではなく、その屋根に合った方でメンテナンスする必要があります。
塗装以外のメンテナンスが必要な屋根を2つご紹介していきます。
アスファルトシングル
今から100年以上前に北米で開発された屋根材で、カナダやアメリカ等では一般的に普及しているものです。
アスファルトシングルはガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
シート上で柔らかくハサミやカッターでも切れるので取り扱いがしやすく複雑な屋根の形状にも施工することが可能です。
石粒の色が豊富なので、洋風な家・モダンな家・和風な家にもマッチします。
メリット
割れない:瓦のように堅い屋根材ではないので割れる心配はありません。
錆びない:金属屋根材のようにサビたりもしません。
傷つきにくい:石粒で覆っているので防水性・耐候性・耐久性に優れています。
耐震性が高い:軽量なので、地震対策にも適しています。
デメリット
強風に弱い:薄いシートなので剥がれ・破れが起きる可能性があります。
施工時は接着剤や金物で屋根に圧着しますが、経年劣化で剥がれてくる場合もあるので5~10年毎のメンテナンスが必要です。
石粒が落ちる:表面に吹き付けている石粒が落ちて雨樋が詰まったり、庭が汚れたりします。
表面にムラが出るので見た目が悪くなるだけではなく劣化を早める原因にもなるので注意が必要です。
汚れやすい:表面が凹凸なので雨水が溜まって苔が生えやすかったり、汚れが溜まりやすいです。
メンテナンス
・屋根葺き替え工事
屋根材の劣化が激しい場合は既存の屋根から葺き替えを行うリフォームが必要です。
解体や元の屋根材の撤去費用・廃材処理代がかかるので高額になるケースが多いです。
・塗装工事
表面の石粒の剥がれが気になる場合や屋根材を保護したい場合は塗装工事も可能ですが、耐久性の観点から考えるとあまり効果がありません。
部分的に補修することも可能ですが、石粒が剥がれ落ちるのには変わりないので見た目を重視したいのであれば塗装でも問題はありません。
・屋根カバー工法
下地材に痛みがなければ既存の屋根材の上からスーパーガルテクトがオススメです!
裏面にアルミライナー紙という湿気を通しにくい特殊な紙を使用。
間に断熱性・防火性に優れたポリイソシアヌレートフォームという断熱材を充填。
表面は遮熱性塗装を施した超高耐久ガルバを採用。
注意するべきは施工時に屋根に湿気が含まれていないか、という点のみです。
上から断熱材が含まれた商材を乗せるので、湿気が含まれているとそこからカビが生えてしまいます。
1㎡あたり約5kgでストレート屋根の約1/4、和瓦の約1/10と超軽量なので建物にかかる負担が小さく地震時にも安心。
パミール
1996年~2008年に屋根材大手メーカーのニチハ株式会社より製造された屋根材です。
7年で剥離し始め、10年でボロボロになるほど耐久性に大きな問題があり、現在は製造中止となっている商材です。
現在でもパミールの屋根が多く残っています。
劣化が見つかった場合は早期にリフォーム工事を行いましょう。
メンテナンス
・屋根葺き替え工事
こちらの商材はアスベストが使用されており、工事をするのが大変な屋根材です。
屋根を剥がす作業でアスベストが舞う恐れがあり、剥がしたとしても産業廃棄物としての処分費が高くかかってしまうのでオススメしません。
・塗装工事
パミールの屋根には塗装は出来ません。
厳密に言うと、塗装をしてもまた剥がれてくるので同じ事の繰り返しになります。
パミールと見分けがつきにくく、間違って工事されてしまう可能性が高い屋根材がカラーベスト。
しっかりとチェックしてもらわないと見落としてしまい、そのまま屋根塗装工事をしても結局捲れてきてしまうので注意しましょう。
・屋根カバー工法
アスファルトシングルと同様に、こちらが一番オススメのメンテナンス方法です。
葺き替え工事と比較しても、費用も格段に抑えることが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
今日は塗装が出来ない屋根を2種類ご紹介しました。
新築で屋根を見当する人もリフォームで屋根を葺き替える方も是非、こちらの記事を参考にしてみてくださいね☺